大量にやったドラフトについての感想。

・マイアの流れか、装備の流れか?

主にブースタードラフトの場合に重要。
マイアと装備はどちらも極めて重要なカードなだけに、
本来かなり早く消えるカード群。
ところが、どちらかに偏っている卓の場合、
大量に流れてくることがわりと起こる。
装備が全く流れてこない場合の白や、
マナ加速がない緑などはかなり目の当てられない展開になるので、
敏感にキャッチする方が良いと思う。
(逆に考えれば上手の色を読むひとつの手にもなる。)

・コンバットトリックの質

銀の世界ということでこの環境はコンバットトリックが極端に減っている。
各色のコモンにあるインスタントのコンバットトリックカードは、
入る余裕があるならば一枚はデッキに入れるスペースがあると良い感じ。
特に同系戦での効果は絶大。

適度な順目でとれるカードとしては

・《金床の拳/Fists of the Anvil(MRD)》
・《畏敬の一撃/Awe Strike(MRD)》
・《武装解除/Disarm(MRD)》

はダメージレースを激しくひっくり返すことができる。

続いて各色の考察。

・黒の存在意義

1週目で《魂の消耗/Consume Spirit(MRD)》を見なかった場合は、
コモンを利用したタッチは避けた方が無難。
なによりまったく銀色をどうすることもできない。
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(MRD)》をなんかは…。
(もっともこのカードは「かなり壊れている」。)
また、匪賊シリーズが黒茶+αでないと有効に機能しないのも問題。
卓に3人存在する展開では厳しいと考える。
逆に勝っている黒はかなり黒茶+αに近い形で、
この場合は青よりも早いビートダウンであっという間にけりがつく。
ポイントは、《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow(MRD)》あたりを、
きちんととめておくところにあると思う。

アンコモンの

・《屍賊のシャンブラー/Nim Shambler(MRD)》
・《生皮はがれの屍賊/Flayed Nim(MRD)》

レアの

・《力の確約/Promise of Power(MRD)》
・《強奪する悪魔/Reiver Demon(MRD)》
(これは緑Pro.銀を持つ緑対して劇的に利く反面、
1週目でないと黒をやる理由にならない。)

あたりをそれなりの順目で見つけたら黒を濃くして行く感じだろうか。

・人気の青との付き合い方

コモンで強力なカードの多い青。
当初は銀をさわれないと考えていたけれども、
意外と対処しやすく、タッチカラーとしても十分な強さを誇る。
「安定したビートダウン」を目指してデッキを仕上げるとうまくいきやすい。
逆に言えば、2大回避生物の、

・《ニューロックのスパイ/Neurok Spy(MRD)》
・《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》

を全く見ないようなら、違う色に流れることを考えないとまずいといえる。

・最強のタッチ色の赤

とりあえず、《トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblin(MRD)》が
取れているかどうかで全く強さが違う。
これがある場合、黄金コンビの青赤や赤白など、抜群のタッチ性能を誇る。
装備品との相性を考えても良く分からないレベルの強さだと思う。
これが無い場合でも、

・《粉砕/Shatter(MRD)》を始めとする銀破壊。
・《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》等の焼き。
・《オーガの爆走者/Ogre Leadfoot(MRD)》などの色拘束の軽い主力生物。

などなどタッチするには事欠かない色なだけに、
この色主体のデッキというのは、なかなかドラフトできない。
できたとしてもスペルと生物のバランスを取るのが難しいので、
ある程度意識して、コモンの生物をとっていく方が良いと思われる。

・とにかく装備の白

上記の流れが激しく物を言うのがこの2色。
白は、主力3コモンのうち2枚までが装備がないといまいちの性能のため、
パック運がないと安定したデッキに仕上がりにくいのが難点。
アンコモン以上の強力な装備や
《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》あたりを確実にとれたら、
白に向かうという感じでドラフトを進めていくと安定する。
まちがいなく爆発力は最強なので、個人的にはお気に入りの色。
ところで、《ロクソドンの修理人/Loxodon Mender(MRD)》は
大抵の場合極めて重いので、1枚以上取らなくてもいいはずなんですが、
このカードを遅い順目で見て白に流れてくる人が
けっこう多いのはなぜなんでしょう?

・マナ加速をどうするか。緑

緑は、序盤を優位に進めるカードが
《テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen(MRD)》ぐらいしかない。
(これも装備品がつかないために速攻は厳しい。)
《ニューロックのスパイ/Neurok Spy(MRD)》がとまらずに
死亡するという状況が多発するので
ドラフトの仕方はもちろん、
デュエルの際の展開の仕方にも注意をした方がよさそう。
いったん場を止められれば最強なのは変わらないので、
できるならば相性の良い赤と組みたい。
緑黒は黒と緑の相性がかなり悪いので、避けた方が無難。
よくあるGUr(またはGRu)では、
場を硬直させた後に確実に勝ちに行くために、
《血清の水槽/Serum Tank(MRD)》などの
恒常的にドローできるカードがあると安定する。

と以上駆け足、ドラフト感想でした。

使用した色の組み合わせは、

・赤黒・・・1回
・赤青・・・1回
・黒単+α・・1回
・赤緑・・・1回
・赤緑白・・2回
・青緑赤・・2回

意外と白がらみのデッキができていない模様。
やはり、きめ打ち気味に装備を早めに取りに行かないと
白をやりにくいという結果を良く表しているかと。
ちなみに黒単のときはカーネルに近かったですw。
たくさんのドラフトを開催してくれた皆様に感謝。
長文をここまで読んでいただいた皆様にも感謝です。

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