PT神戸2日目(その1)
2004年2月28日 MTG関係[帰宅できない日々2日目]
今日も漫画喫茶からお送りする神戸応援情報。
明日は風呂に入るぞ!、と気合をいれつつお送りします。
ベスト8デッキ分布(敬称略)
1 Sbrozzi, Luigi [ITA] BigRed
2 Lo Moro, Raffaele [ITA] BigRed
3 Peset, Alexandre [FRA] BigRed
4 Stark, Ben [USA] Affnity(U-B-g)
5 Nassif, Gabriel [FRA] TwelvePost
6 Fiori, Stefano [ITA] RedControl
7 Kuroda, Masashiro [JPN] RedBurn
8 Wiegersma, Jelger [NLD] Affnity(U-B-r)
見事に真っ赤。
さて、ベスト8残った残ったデッキを考えていきたいと思います。
親和2
親和はベスト8にはぎりぎり食い込めないゾーンにたくさん集まる結果になってしまいました。
特に印象的なのは、メイン《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》入りの親和がベスト8に来ていない点。
一気に押し切ることができる反面、メタカードが横行するこの環境では、
少しでも息長く戦うことのできる形、「青主体」の親和デッキがベスト8に残ることになりました。
どちらもアグロ型の親和で、特に8位の方のデッキには《霊気の薬瓶/AEther Vial(DST)》まで投入されています。
また、サイドボードの《起源室/Genesis Chamber(DST)》は
《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》と相性が相当よく、
赤系のコントロールに大しても、アドバンテージ勝負でより有利に立てる可能性が高くなっています。
これと《恐怖/Terror(MRD)》でいっきに押し切ることが基本戦略でしょう。
またどちらのデッキもサイドに土地を加えて、赤または緑でアーティファクトへの耐性を上げています。
意外とサイドボードに用意できるカードの数が少ない親和ならではの作戦です。
BigRed(《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》デッキ)3
親和デッキがサイドボードに《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》を用意するぐらいなわけで、
このドラゴンはこの環境に対する強烈な解答のひとつだったのは間違いありません。
BigRedはメインからこのドラゴンを最大限に生かしたデッキ構成になっています。
加えて《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》でたまった土地を生かした《火の玉/Fireball(DST)》などもあります。
ベスト8に残った方々のデッキにもそれぞれ特徴があり、
・《手綱取り/Grab the Reins(MRD)》入り・・・Luigi氏
・《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》入り・・・Raffaele氏
・《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》入り・・・Alexandre氏
と、メタをどこに向けているかが良くわかります。
サイドからは上記のカードの中でかけているものをそれぞれ追加する形になっています。
その中でも特に今回のように赤が集中する形になった場合は、
《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》がメインに入っている
Alexandre氏が有利だと思います。
赤バーン(黒田氏)
上記のBigRedの考え方を一歩進めて、サイドから改めてドラゴンデッキになるのが、
日本勢唯一のベスト8を達成した黒田氏のデッキです。
メインでは同系対決の際にはよくお荷物になる《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》を切ったことで、
《タリスマン/Talisman(MRD)》を抜くことができ、対アーティファクト戦略にも強くなっています。
逆に要となる《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》が全開で積まれおり、
レシピもかなりすっきりしていて、さすがは日本を代表する古豪の方のデッキだなぁ、と思います。
決勝では《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》ゲーになることを願っております。
RedControl(Stefano氏)
同系にいらなくなることの多い《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》をきるというところまでは
黒田氏とある意味似たようなコンセプトですが、こちらはサイドにも《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》がいません。
《炎歩スリス/Slith Firewalker(MRD)》が入ったより速攻を意識した形。
ちょうどこのページで作ったポンザに良く似ているのですが、
さすがに《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》なしというコンセプトにはたどり着きませんでした。
同系を強く意識したつくりになっていて、サイドには《手綱取り/Grab the Reins(MRD)》も4本入っています。
TwelvePost(Gabriel氏)
おそらく環境で《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》をまわすには、
緑しかないはず。
それを《雲上の座/Cloudpost(MRD)》で解決しようというコンセプトで作られているのが、
この限定構築版ウルザトロン、TwelvePostです。
基本はなにはともあれ、9マナためることなのはスタンダードと変わらず。
《刈り取りと種まき/Reap and Sow(DST)》と《森の占術/Sylvan Scrying(MRD)》で
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を探し、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》を出して耐え、
9マナ溜まったら
対親和
《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》と
《レオニンの高僧/Leonin Abunas(MRD)》を出す。
対赤
《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》と
《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》を出す。
実にシンプル。
実際《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》はアグロタイプの親和ではなかなか対処できず、
加えて《レオニンの高僧/Leonin Abunas(MRD)》を出すとほぼ《崇拝/Worship(UZ)》状態。
いい角度で決まればまず負けません。
時間稼ぎは緑お得意の《酸化/Oxidize(DST)》+《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(MRD)》で。
赤相手には《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》が突き刺さればほぼ負けない状態に。
今回の台風の目といっていいデッキに仕上がっています。
問題は、ベスト8に《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》が多すぎること。
上に続く。
今日も漫画喫茶からお送りする神戸応援情報。
明日は風呂に入るぞ!、と気合をいれつつお送りします。
ベスト8デッキ分布(敬称略)
1 Sbrozzi, Luigi [ITA] BigRed
2 Lo Moro, Raffaele [ITA] BigRed
3 Peset, Alexandre [FRA] BigRed
4 Stark, Ben [USA] Affnity(U-B-g)
5 Nassif, Gabriel [FRA] TwelvePost
6 Fiori, Stefano [ITA] RedControl
7 Kuroda, Masashiro [JPN] RedBurn
8 Wiegersma, Jelger [NLD] Affnity(U-B-r)
見事に真っ赤。
さて、ベスト8残った残ったデッキを考えていきたいと思います。
親和2
親和はベスト8にはぎりぎり食い込めないゾーンにたくさん集まる結果になってしまいました。
特に印象的なのは、メイン《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》入りの親和がベスト8に来ていない点。
一気に押し切ることができる反面、メタカードが横行するこの環境では、
少しでも息長く戦うことのできる形、「青主体」の親和デッキがベスト8に残ることになりました。
どちらもアグロ型の親和で、特に8位の方のデッキには《霊気の薬瓶/AEther Vial(DST)》まで投入されています。
また、サイドボードの《起源室/Genesis Chamber(DST)》は
《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》と相性が相当よく、
赤系のコントロールに大しても、アドバンテージ勝負でより有利に立てる可能性が高くなっています。
これと《恐怖/Terror(MRD)》でいっきに押し切ることが基本戦略でしょう。
またどちらのデッキもサイドに土地を加えて、赤または緑でアーティファクトへの耐性を上げています。
意外とサイドボードに用意できるカードの数が少ない親和ならではの作戦です。
BigRed(《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》デッキ)3
親和デッキがサイドボードに《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》を用意するぐらいなわけで、
このドラゴンはこの環境に対する強烈な解答のひとつだったのは間違いありません。
BigRedはメインからこのドラゴンを最大限に生かしたデッキ構成になっています。
加えて《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》でたまった土地を生かした《火の玉/Fireball(DST)》などもあります。
ベスト8に残った方々のデッキにもそれぞれ特徴があり、
・《手綱取り/Grab the Reins(MRD)》入り・・・Luigi氏
・《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》入り・・・Raffaele氏
・《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》入り・・・Alexandre氏
と、メタをどこに向けているかが良くわかります。
サイドからは上記のカードの中でかけているものをそれぞれ追加する形になっています。
その中でも特に今回のように赤が集中する形になった場合は、
《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》がメインに入っている
Alexandre氏が有利だと思います。
赤バーン(黒田氏)
上記のBigRedの考え方を一歩進めて、サイドから改めてドラゴンデッキになるのが、
日本勢唯一のベスト8を達成した黒田氏のデッキです。
メインでは同系対決の際にはよくお荷物になる《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》を切ったことで、
《タリスマン/Talisman(MRD)》を抜くことができ、対アーティファクト戦略にも強くなっています。
逆に要となる《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》が全開で積まれおり、
レシピもかなりすっきりしていて、さすがは日本を代表する古豪の方のデッキだなぁ、と思います。
決勝では《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》ゲーになることを願っております。
RedControl(Stefano氏)
同系にいらなくなることの多い《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》をきるというところまでは
黒田氏とある意味似たようなコンセプトですが、こちらはサイドにも《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》がいません。
《炎歩スリス/Slith Firewalker(MRD)》が入ったより速攻を意識した形。
ちょうどこのページで作ったポンザに良く似ているのですが、
さすがに《炉のドラゴン/Furnace Dragon(DST)》なしというコンセプトにはたどり着きませんでした。
同系を強く意識したつくりになっていて、サイドには《手綱取り/Grab the Reins(MRD)》も4本入っています。
TwelvePost(Gabriel氏)
おそらく環境で《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》をまわすには、
緑しかないはず。
それを《雲上の座/Cloudpost(MRD)》で解決しようというコンセプトで作られているのが、
この限定構築版ウルザトロン、TwelvePostです。
基本はなにはともあれ、9マナためることなのはスタンダードと変わらず。
《刈り取りと種まき/Reap and Sow(DST)》と《森の占術/Sylvan Scrying(MRD)》で
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を探し、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》を出して耐え、
9マナ溜まったら
対親和
《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》と
《レオニンの高僧/Leonin Abunas(MRD)》を出す。
対赤
《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》と
《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》を出す。
実にシンプル。
実際《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》はアグロタイプの親和ではなかなか対処できず、
加えて《レオニンの高僧/Leonin Abunas(MRD)》を出すとほぼ《崇拝/Worship(UZ)》状態。
いい角度で決まればまず負けません。
時間稼ぎは緑お得意の《酸化/Oxidize(DST)》+《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(MRD)》で。
赤相手には《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》が突き刺さればほぼ負けない状態に。
今回の台風の目といっていいデッキに仕上がっています。
問題は、ベスト8に《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》が多すぎること。
上に続く。
コメント