6台きりのグランプリ
2005年6月19日 日常[融通が利かないと見るか、公正に裁いたと見るべきか]
夜の名物、F1グランプリ@アメリカ。
大阪時代から、夜起きて作業する時には、よく環境番組代わりに付けていたもんです。
今回ちょっと代わった事件が起きた。
F1ってのは、重要なリソースのひとつに『タイヤ』がある。
もちろん他の部品でもそうなのだけれども、自動車の基幹部分であり最重要な物だけあって、
供給会社は大きな利益を生むのは間違いない。
そのタイヤ供給会社は、現在2社が占有状態で頑張っている。
『ミシュラン』と『ブリジストン』の2社がそれだ。
年毎に大きな性能差があって、チームの順位に大きな変動を及ぼす要因になっている。
(それは主にルールの変更が原因なったりするのだけども。)
今回問題になったのは、ミシュラン製のタイヤ。
アメリカGPはF1の中でも高速のコースで、タイヤへの負担は大きなものがある。
ミシュランは去年はタイヤ争いでブリジストンに負けていたが、
今年はルール変更にあやかり、ブリジストンを圧倒している。
ミシュランはもともと、タイヤの調整を速度中心に調整することで有名。
(この辺の詳しいところは、ちょっと省略。)
それが今回はあだになり、サーキットに耐えられない調整にしてしまった。
その為前日の予選で立て続けに事故が発生し、ミシュラン勢にとって大問題となった。
ミシュラン側は新規に開発したタイヤに交換させてくれとF1協会に申し入れたのだけれども、
F1側はこれを拒否。
(予選と決勝でタイヤを交換してはいけないというルールが今年からできた。)
その後の交渉も決裂し結局
全20台中14台が試合拒否(ミシュランタイヤ使用車全車)
というなんとも悲しい結果になってしまった。
6台だけで走り続けるGPは何か物悲しいものがあった。
『興行』という点では大失敗なのは間違いない。
『ランキング』という点でも問題だらけだろう。
しかし、個人的には『ドライバーの命』を大事にしたミシュランを攻めることはできない。
攻められるべきは、興行会社であるF1運営事業部(FIA)だろう。
タイヤ会社がアメリカという大きな市場の中、自分たちのタイヤの性能に問題があることを
発表することに対する心意気を組むことはできなかったのだろうか?
いろんな角度から検討し、早急に対策を立てていただきたいものだ。
様々な疑念と、ブーイングの中きっちり走り切るシューマッハ・バリチェロを初めとする
6台のドライバーの職人魂には感動したGPであった。
夜の名物、F1グランプリ@アメリカ。
大阪時代から、夜起きて作業する時には、よく環境番組代わりに付けていたもんです。
今回ちょっと代わった事件が起きた。
F1ってのは、重要なリソースのひとつに『タイヤ』がある。
もちろん他の部品でもそうなのだけれども、自動車の基幹部分であり最重要な物だけあって、
供給会社は大きな利益を生むのは間違いない。
そのタイヤ供給会社は、現在2社が占有状態で頑張っている。
『ミシュラン』と『ブリジストン』の2社がそれだ。
年毎に大きな性能差があって、チームの順位に大きな変動を及ぼす要因になっている。
(それは主にルールの変更が原因なったりするのだけども。)
今回問題になったのは、ミシュラン製のタイヤ。
アメリカGPはF1の中でも高速のコースで、タイヤへの負担は大きなものがある。
ミシュランは去年はタイヤ争いでブリジストンに負けていたが、
今年はルール変更にあやかり、ブリジストンを圧倒している。
ミシュランはもともと、タイヤの調整を速度中心に調整することで有名。
(この辺の詳しいところは、ちょっと省略。)
それが今回はあだになり、サーキットに耐えられない調整にしてしまった。
その為前日の予選で立て続けに事故が発生し、ミシュラン勢にとって大問題となった。
ミシュラン側は新規に開発したタイヤに交換させてくれとF1協会に申し入れたのだけれども、
F1側はこれを拒否。
(予選と決勝でタイヤを交換してはいけないというルールが今年からできた。)
その後の交渉も決裂し結局
全20台中14台が試合拒否(ミシュランタイヤ使用車全車)
というなんとも悲しい結果になってしまった。
6台だけで走り続けるGPは何か物悲しいものがあった。
『興行』という点では大失敗なのは間違いない。
『ランキング』という点でも問題だらけだろう。
しかし、個人的には『ドライバーの命』を大事にしたミシュランを攻めることはできない。
攻められるべきは、興行会社であるF1運営事業部(FIA)だろう。
タイヤ会社がアメリカという大きな市場の中、自分たちのタイヤの性能に問題があることを
発表することに対する心意気を組むことはできなかったのだろうか?
いろんな角度から検討し、早急に対策を立てていただきたいものだ。
様々な疑念と、ブーイングの中きっちり走り切るシューマッハ・バリチェロを初めとする
6台のドライバーの職人魂には感動したGPであった。
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